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中澤 ちか子  (Ms.Chikako Nakazawa)

作家の言葉
保育園などで仕事をしながら、絵本を描いたり、色画用紙をちぎって花や子供達を描いていました。 怪我のため退職後、指でちぎった線のボソボソした暖かみが何ともいえず嬉しく、子供時代に野山を駆けずりまわって遊んだ記憶と重なりました。
銀ヤンマの眼の色、鎌倉アゲハの見事な模様、里芋畑を走るイタチ、チャボの羽根、お寺の裏の川に散る椿の紅、くるくる回りながら落ちて行くれんぎょうの黄。川の水が黒くなると空は夕焼け。
水道やガスが無い次代でしたから、井戸はとても大切でした。ブリキのバケツに水を汲む、水がちょっと匂うようになると”井戸洗い”でたらいに移された井戸の中の鯉の背中をつついたり、波紋が山の木を揺らして面白いなあと思ったりしました。
せっせと働く大人達を真似、木や土や水、そして花々で遊んだことが、私の「和紙ちぎり絵」の原点です。
「心」で感じた事柄を「手」で表現、仕事するっていいなあと思います。
「手作業」は機械に後れをとりますが、古来、日本の家には欠かせなかった和紙を染め、花をこよなく愛しんでいた母にならい、草花を描いています。

   
名前 中澤 ちか子(Ms.Chikako Nakazawa)
住所 川崎市宮前区在住
    
プロフィール
1949年 誕生
1986年 第一回個展にて「陶と和紙ちぎり絵」三人展
1987年 新橋「樹興」
1988年 NHKテレビ、朝日新聞等で「ちぎり絵」活動と紹介
新宿「ギャラリー花」にて「陶と和紙ちぎり絵」二人展
銀座「陶悦」にて「凪の会」展
1989年 米国ロスアンゼルスにて「和紙ちぎり絵」の講演、指導と紹介
1993年 東京アメリカンクラブ、東京ユニオンチャーチ等在日外国人対象「和紙ちぎり絵」指導
日本曹達「社内報」表紙デザイン五年間担当
1995年 和紙ちぎり絵教室「ゆり野会」主宰(教室展二年毎開催)
1999年 岩手県花巻市にて「陶と和紙ちぎり絵」二人展
2001年 総合美術「季里の会」展(銀座:松崎画廊) 現在に至る。

下の画をクリックして頂くと拡大して見ることができます。

No.0040
235x365
「額紫陽花」
No.0041
255x365
「びょうやなぎ」


 
No.0042
465x545
「花菖蒲」
No.0043
365x515
「シクラメン」
No.0044
715x515
「カサブランカ」
No.0045
715x515
「クリスマスローズ」


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